じっくり眺めたい! フラワーフェスティバルへ【島ネタCHOSA班】


じっくり眺めたい! フラワーフェスティバルへ【島ネタCHOSA班】 大川区の崎濱初枝さん
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名護市の東海岸、久志地域で行われるフラワーフェスティバル。ぜひ出かけてみようと思うのですが、どんな花が見られますか? 見どころを教えてください。

(西原町 1年マブイ組)

「名護東海岸フラワーフェスティバル」は2011年に始まったイベント。手塩にかけた個人宅のお庭や、地域の人々が協力して造ったお庭がオープンガーデンとして公開されます。その中から今回は4件をご紹介しましょう。

皆勤賞のお庭

まず訪れたのは大川区、崎濱初枝さんの自宅のお庭です。

「大好きなガーベラを中心に植えています。苗も自分で増やしているんですよ」

崎濱さんが笑顔で紹介してくれました。パナマローズやフユアジサイ、バーベナも咲いています。テーマは「四季折々の花が楽しめる庭」。庭造りを始めて25年以上という崎濱さん。自宅敷地に接する山の斜面まで美しく手入れしていることにも驚きました。

次に向かったのは三原区、多和田幸子さんの自宅のお庭。こちらは国道から集落の奥に入った場所にあります。約200種を植栽していて見応えがありますよ。

三原区の多和田幸子さん
三原区の多和田幸子さん

「木と花の高低差を生かした庭造りをしています。家のまわりをぐるっと一周歩けるのもこだわりです」

そう話す多和田さん。今年はランの仲間、エピデンドラムに注力したそうで「エピデンドラムの咲く庭」がテーマです。

崎濱さんと多和田さんは、第1回フラワーフェスティバルから毎回欠かさず出展している「皆勤賞」なのだそう。ここにも驚きです。二人ともイベントを通してできた「花友だち」が県内各地にいるんですって。

散策も関連イベントも

次に足を運んだのは久志区。公民館では区長の安里秋男さんが、ベゴニアの手入れに汗を流しているところでした。久志区は今回からの取り組みとして、公民館のお庭と区内を通る国道329号沿いの花壇を公開。区民が各家庭で育てた、自慢の花や観葉植物を持ち寄って展示する「久志の森」にも注目です。

久志区区長の安里秋男さん
久志区区長の安里秋男さん

「イベントをきっかけに、集落を散策してくれたらうれしいね。久志観音堂に行ったり、浜に出るのも気持ちいいよ」

集落の魅力も安里さんが発信してくれました。

最後はまた三原区から。公民館前のお庭に案内してくれたのは区長の伊波安志さん。フラワーフェスティバル実行委員長も務めています。咲いたばかりのホリホックをうきうきと紹介してくれました。

フラワーフェスティバル実行委員長の伊波安志さん(三原区区長)
フラワーフェスティバル実行委員長の伊波安志さん(三原区区長)

「3月16日には公民館で農産物展示即売会も開催します! フード販売やライブもありますよ」

そうアピールする伊波さん。期間中はさまざまな関連イベントもあります。お出かけに合わせて、ホームページなどから情報をチェックしてみてください。


やんばる風景花街道
第10回名護東海岸フラワーフェスティバル

場所:久志地域13区各所
期間:~24日(日)
時間:10時~17時
オープンガーデン鑑賞チケット:500円
問い合わせ:0980-51-9446(わんさか大浦パーク)

※各ガーデンの場所、鑑賞チケット購入場所、関連イベントなど詳細はHPから
https://kushinavi.com/calendar/1300#gsc.tab=0

(2024年3月14日 週刊レキオ掲載)