香川県在住で、ライフジャケットの普及活動をしている「ライジャケサンタ」こと森重裕二さんが25日、沖縄県を通して水難事故防止の教育活動などを担う「UITEMATE(浮いてまて)@沖縄」にライフジャケット50着を寄贈した。
UITEMATEがレンタルステーションを運営し必要とする団体などが利用できるようにする。森重さんは「ライフジャケットを着けることが当たり前になり、1人でも多くの子どもを救えるようにしたい」と話した。
森重さんは元小学校教諭で、学校の行事でライフジャケットを着けていない子どもが目の前で溺れるのを目にした。幸いすぐに助けることができたが、着用が「当たり前」のこととして浸透していないことに危機感を覚え、2007年からライフジャケットを普及する活動に取り組んでいる。UITEMATE@沖縄は、寄贈を受けたライフジャケットについて、(1)学校や学童、スポーツクラブなどが体験学習などをする際の貸し出し(2)水難防止教育の際に子どもたちが着ける―として活用する。
(沖田有吾)