防衛相「沖縄の自治体との調整、丁寧に」 石垣港・那覇空港の特定利用指定で  


防衛相「沖縄の自治体との調整、丁寧に」 石垣港・那覇空港の特定利用指定で   閣議後会見に臨む木原稔防衛相=2日、国会内
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 自衛隊や海上保安庁の利用円滑化を前提に特定の空港や港湾を優先的に整備する事業で、木原稔防衛相は2日の閣議後の会見で、沖縄県内の石垣港(石垣市)と那覇空港(那覇市)が「特定利用空港・港湾」に指定されたことに「厳しい安全保障環境を踏まえた対応を実効的に行う上で重要」との見解を示した。記者の質問に答えた。

 今後について「引き続き、沖縄県を含む関係自治体への調整を丁寧に進めながら、この取り組みを推進していく」と話した。

 インフラ整備の事業について「自衛隊が多様な空港・港湾を平素から訓練や災害派遣などで円滑に利用できるようにすることは、有事における部隊展開や国民保護で自衛隊の能力を最大限発揮する観点から、大変意義がある」と説明した。

 同日、自見英子沖縄担当相も那覇空港・石垣港が指定されたことについて、「民生利用を主としつつ、自衛隊や海上保安庁の円滑な利用などの促進が図られる」「公共インフラ整備の取り組みを民生利用の観点から進めたい」と述べた。閣議後会見で記者の質問に答えた。