琉球新報社は9日、沖縄特化型デジタル教材「マナりゅう」をリリースしました。文部科学省のGIGA(ギガ)スクール構想に基づいて児童・生徒1人1人に配られたタブレットなどの学習端末を使い、ニュースを読んだり、身近な地域の話題を授業の教材として活用したりできる学校向けのデジタル教材です。子どもたちがニュースに親しめるよう毎日記事を発信するほか、全国一律の教科書では学べない沖縄の自然や歴史、文化を、豊富な写真や記事とともに紹介します。沖縄への学びを深めると同時に、子どもたちが情報を読み取る力、自ら考える力、生きる力を育むお手伝いをします。
沖縄に特化 写真やグラフィックも
琉球新報社がリリースした沖縄特化型デジタル教材「マナりゅう」は、全国一律の教科書では学べない、地元紙ならではの多角的な視点で分かりやすく紹介しています。記事だけでなく写真やグラフィックも多用し、見て楽しい、読んで学べる教材となっています。総合的、探究的な学習はもちろん、朝の学習や宿題、自習にも最適です。
全ての記事に振り仮名
マナりゅうは、難しい内容の記事も子ども向けに分かりやすい言葉で表現し、全ての漢字に振り仮名を付けるなど、小学校低学年から記事が読めるよう工夫しています。日々配信するニュースは、政治経済から地域の話題、エンタメなど幅広い分野から厳選し、沖縄の「今」を伝えます。
子どもたち自身が住む市町村について学べる「地域」ページでは、今と昔を写真で見比べるコーナーのほか、興味を引く地元の歴史トピックを紹介します。初めてその地域に赴任した教員にも役立つ内容となっています。「自然」ページも設け、沖縄特有の動植物や天気、地形などについて紹介しています。
SDGs、キャリア教育にも
近年広がりを見せるSDGsやキャリア教育など社会や地域課題に目を向けた分野にも注力しています。県内企業や地元の子どもたちの取り組みにフォーカスしたページ構成を心掛け、課題を自分ごととして捉える探究的・主体的な学びを支援します。
新聞記事を活用したワークシートも充実しています。小学校低学年から中学生まで4段階にレベル分けしており、ダウンロードして印刷したり、直接書き込んだりして活用できます。授業や宿題、自習にも使えて、読解力や語彙力(ごいりょく)、表現力などの向上が期待できます。
子どもに大人気のクイズコーナーも用意しています。雑学や「沖縄あるある」、うちなーぐちなどを、琉球新報マスコットキャラクターのりゅうちゃんとともにゲーム感覚で学ぶことができます。
琉球新報の新聞紙面を閲覧・検索できる「キジサガス」は、子どもたちが生まれた日の紙面も読め、今と昔を比べることもできます。
※ご契約対象は学校・自治体ごととなり、一般・個人の方の利用は対象としていません。