琉球海運、中城湾港に物流拠点 県内最大4万平方メートル


この記事を書いた人 新里 哲

 琉球海運(那覇市、山城博美社長)が、うるま市の国際物流拠点産業集積地域内(中城湾港)に敷地面積約4万4千平方メートルの土地を確保し、県内最大級の「中城総合物流センター」(仮称)を整備することが13日までに分かった。土地取得や整備費用は数十億円規模になる見通し。年内に整備計画を策定して来年度の完成を目指す。琉海が目指す集荷から配送までを一貫して対応する「総合物流」を実現する基幹施設として輸送品質の向上に加え、県産品の国内外移・輸出の集約拠点とする。

 物流センターの建築面積は約1万~1万5千平方メートルを想定している。残りはコンテナやトレーラーヤードとして利用する。センターは荷さばきや配送を中心とした通過型流通センター(TC)と、流通加工を伴う在庫型物流センター(DC)の両機能を備えて多様な商品に対応する。外国貨物を保税状態のままで加工や改装、仕分けする保税倉庫も想定して海外展開の拡大を見据えている。

 輸送時間(リードタイム)を短縮するため、センターは24時間オペレーションを想定する。電動式重量保管棚や自動仕分け装置など最新設備を導入する予定。冷凍や冷蔵、常温など複数温度帯に対応できる設備を検討する。

 物流センター整備により、琉海グループ各社と連携して荷物の集荷から海上輸送、センターでの仕分けや保管、流通加工などを経て配送する「総合物流」が実現する。貨物情報の一元管理が可能となり、誤配や欠品などのロスを軽減できる。ドアツードア輸送を一企業グループで担うためコスト圧縮や運賃軽減を追求でき、利用者サービスの向上につながる。(宮城征彦)