7月10日投開票の参院選は22日の公示まで1週間に迫った。改選1議席の沖縄選挙区は、自民現職で沖縄担当相の島尻安伊子氏(51)と、名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」が推す元宜野湾市長の伊波洋一氏(64)の事実上の一騎打ちとなる見通しで、各地で前哨戦が展開されている。幸福実現党の金城竜郎氏(52)も出馬を表明している。
5日投開票の県議選が終わり、島尻、伊波両氏は参院選に向けた活動を本格始動した。企業を集めた会合や街頭演説などに力を入れている。地域支部の設置など支持者の動きも活発化してきた。
元米海兵隊員の軍属による女性暴行殺人事件に対する反発が強まる中、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画の是非や度重なる米軍人・軍属の事件事故に対する抜本的な解決策、経済振興、子どもの貧困対策などを争点に論戦が繰り広げられる。
比例代表では自民からダンスボーカルグループSPEEDの今井絵理子氏(32)、共産から党県委員会の常任委員を務める真栄里保氏(59)、おおさか維新から前金武町長の儀武剛氏(54)、日本のこころを大切にする党からラジオパーソナリティーを務める手登根安則氏(52)が出馬を予定する。