中部広域市町村圏事務組合はこのほど、沖縄本島中部の3市3町3村を網羅した観光ガイドブック「遊(ゆう)ちゅーぶ(中部) ちゅーぶの食と遊」を制作した。9市町村の行政や観光協会の職員が制作に当たった初の取り組み。東海岸と西海岸、南北で多彩な表情を見せる「中部地域の個性を感じてもらいたい」と活用を呼び掛けている。
表紙に沖縄市出身のラジオパーソナリティー・糸数美樹さんを起用した冊子はA4判フルカラー24ページ。観光客の関心が高い食の紹介では、中部全域から約100店舗を掲載。沖縄そばだけであっさり、こってり、創作の3系統に分け、39店舗を紹介。事務組合の仲宗根寛係長は「地元の人がお薦めする店を載せた」とこだわりを語った。
「中部の良さは1カ所に行っただけでは分からない」と、世界遺産や動物園、泡盛の酒造所などを組み合わせ、中部一帯を巡る季節に応じた観光のモデルコースも提案した。冊子は中部地区の観光施設などで配布している。