米軍が19日午後に嘉手納基地(沖縄県)で5カ月連続となるパラシュート降下訓練を実施したことについて、玉城デニー知事は同日、コメントを発表した。コメント全文は次の通り(原文のママ)。
【嘉手納飛行場におけるパラシュート降下訓練について】
本日午後2時頃から3時過ぎにかけて、嘉手納飛行場において米軍によるパラシュート降下訓練が実施され、4回、計20名の降下が確認されました。
嘉手納飛行場におけるパラシュート降下訓練について、県は、県民の基地負担の軽減を図るというSAC0の最終報告の趣旨に添って実施されるべきであると考えております。
同訓練は今回を含めると5か月連続で実施され、もはや常態化していると言わざるを得ません。
嘉手納飛行場を例外的に使用することについて、伊江島補助飛行場の整備状態を理由としておりますが、修復が完了するまでには相当の期間を要する状況を把握しているにもかかわらず、未だ具体的な対策を講じていないことは、怠慢であると言っても過言ではありません。
県としては、県民の生命及び財産を守る立場から、嘉手納飛行場におけるパラシュート降下訓練には断固反対するものであり、日米両政府に対し、より厳重に抗議してまいります。
令和6年4月19日 沖縄県知事 玉城 デニー