ダバオ会が19日に慰霊祭　糸満市摩文仁のダバオ之塔　4年ぶりに参加者限定せず　沖縄

　フィリピン・ミンダナオ島ダバオで太平洋戦争を体験した人々や犠牲者の遺族らで構成する県ダバオ会（上原清会長）は19日午後2時から、糸満市摩文仁の平和祈念公園にあるダバオ之塔で「第46回ダバオ之塔慰霊祭」を開催する。新型コロナウイルス感染症の対策で2020年、21年は慰霊祭を中止し、22年以降は理事の参加に限って開いてきた。今回は参加者を限らず開く。

　当事者のほとんどが90代で、高齢化が進んでいるという上原会長。「コロナ禍で慰霊祭の参列を理事に限ったため、会員の交流が途絶えていた。会員の皆さんにぜひいらしてほしい」と参加を呼びかけた。

　ダバオ会は慰霊祭と同じ日に、太平洋戦争中にフィリピンで亡くなった犠牲者を慰霊する「ダバオ慰霊と交流の旅」の説明会と参加の受け付けも行う。慰霊と交流の旅は2019年以来、5年ぶりに再開する。慰霊の旅は7月9～13日を予定。