並里成、NBAへ挑戦 「自分の可能性信じる」


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TKbjリーグ2015―16シーズンのプレーオフ西地区準決勝で躍動する並里成=5月8日、沖縄市体育館

 バスケットボールBリーグ1部に参入する大阪エヴェッサは24日、並里成(コザ中―福岡第一高出)との選手契約が今月30日で満了し、来季の契約を更新しないと発表した。並里は球団のホームページで「NBAの舞台へ立つという目標へ挑戦することを決めた」と米国でプレーする意思を表明している。

 並里は沖縄市出身で、身長172センチ、体重72キロのポイントガード。全国高校選抜優勝大会では2005年に優勝、07年に準優勝を経験しており、ベスト5にも選出されている。06年には18歳以下日本代表としてアジア選手権に出場した。

 スピードのあるドリブルや巧みなアシストに加え、身長で上回る選手にも当たり負けしない激しい守備が持ち味。15年まで琉球ゴールデンキングスでプレーしており、2度のリーグ優勝に貢献した。昨季は大阪に移籍し、プレーオフ地区準決勝でキングスと対戦した。

 並里はこれまでもNBAでのプレーを目指して渡米しており、13年にはNBA下部のNBAデベロップメントリーグ(NBADL)のドラフト対象選手として名前が挙がった。並里は「自分の可能性を信じてアメリカへ挑戦する」と決意を述べている。