世界ストリートワークアウト連盟 沖縄に日本支部


この記事を書いた人 新里 哲
仲宗根雄三さん(左)と資格認定のため来沖したスティーブン・ヒューズ・ランダーズさん=25日、宜野湾市

 67カ国が加盟している世界ストリートワークアウト連盟日本支部が、このほど沖縄県内で発足した。ストリートワークアウト(SW)は公園の鉄棒や平行棒などの遊具を利用して、体づくりの基本となる動きを取り入れた運動方法。支部代表にはSWの指導者を育成したり資格認定をしたりすることが可能なマスタークラスの資格を持つ仲宗根雄三さん(31)=沖縄市=が就任した。同資格は仲宗根さんが国内では初の資格取得者で世界で4人目。

 SWは公園の遊具を活用し、腕立て伏せや懸垂などを行い、体づくりを行う。連盟によると、競技人口は世界で1億5800万人(5月末現在)。仲宗根さんはインターネットの動画サイトでSWに出合ったのがきっかけで始めた。「SWは交流を主にした活動だ。公園が交流の場となり、地域に活気が生まれるはずだ」と期待する。

 仲宗根さんは毎週日曜に北谷町のアラハビーチで活動しており「ビーチなどで活動できるのは沖縄の利点だ。観光客の誘致にもつながる」と強調する。資格認定のために来沖したSWの世界的先駆者であるスティーブン・ヒューズ・ランダーズさんも「沖縄の海や自然は素晴らしい」と太鼓判を押す。

 仲宗根さんは「日常に体づくりの運動を取り入れることで、気軽に参加できる。沖縄は肥満県だ。SWを文化として根付かせ、運動習慣や食習慣の改善にもつなげたい」と意気込む。

ストリートワークアウトをする仲宗根雄三さん(仲宗根さん提供)