パラリンピックのリオデジャネイロ五輪への出場が4日内定した陸上男子車いすの上与那原寛和。北京、ロンドン五輪に続いて3度目となる大会に向け、抱負などを聞いた。
<一問一答>結果出し恩返しを
―内定した率直な感想は。
まだ内定という形で決定ではないので、連盟から正式な結果の連絡を待つしかない。内定をいただいてうれしいが、決定ではないので安心はできない。
―代表入りを期待されていた中で、これまで何を意識していたか。
代表になったら3度目だ。前回から種目が変わり、ロンドンではメダルを取れなかった。種目を変えながら取り組んできた。取れなかったものを取りに行きたい。たくさんの方が応援している。結果でしか恩を返せない。決定を聞きたい。
―これまでどういう取り組みをしてきたか。
メダルが取れるタイムは限られる。種目が変わっているので、そこに向けて、自分にない筋力や瞬発力などのパワーを付けることを重点的にやってきた。まだ調整中だ。
―代表になったら今後はどう取り組むか。
候補に挙がれるように取り組んできた。大会までの2カ月、最大限に力を発揮できるように備える。
―意気込み、抱負は。
選ばれたとしたら取るべきものを取りに行きたい。色は何とはあえて言わない。表彰台を狙いたい。4月から会社が変わり、応援してくれている会社に貢献したい。応援している方にも思いを伝えていきたい。
―県民へメッセージを。
頑張っている姿を見て勇気やパワーをあげられたら。目標を持って頑張って取り組んだら結果が付いてくると伝えたい。
―リオでどういう記録を目指すか。
記録よりは表彰台を狙う。レベルの向上で、自己記録を更新しても表彰台に上れるかは分からない。最低でも自己記録を更新することが必要だろう。