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あの「ねじねじ」誕生秘話も 中尾彬さん「沖縄に日本人の原点」 新報女性サロン 池波さんと夫妻で講演 那覇


あの「ねじねじ」誕生秘話も 中尾彬さん「沖縄に日本人の原点」 新報女性サロン 池波さんと夫妻で講演 那覇 講師の中尾彬さん=2006年9月12日午後、那覇市泉崎の琉球新報ホール
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 第六十五期「新報女性サロン」(主催・琉球新報社、共催・琉球銀行、金秀バイオ、菊之露酒造、協力・花の店カンナ、うちゆくい)の第三回講座が十二日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開催された。

 俳優の中尾彬(あきら)さん、エッセイストの池波志乃さん夫妻が講師を務め「沖縄に住んで想うこと」をテーマに、沖縄で感じたことや夫婦生活などをユーモアを交えて話した。二人の会話の掛け合いに会場は終始笑いの渦に包まれた。

「新報女性サロン」で話す(左から)池波志乃さんと中尾彬さん=2006年9月12日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 県内にアトリエを持つ中尾さんは「創作意欲がかき立てられ、自分のパッションをぶつけることができる」と話し「沖縄には、日本人の原点が残っている気がする。それをさぐり、沖縄の色や香り、美しさを絵にしたい」と絵画に対する思いを語った。

 本土と沖縄の違いで気になったことを本で調べるという池波さんは「沖縄は県産本が多く、これほど自分たちの土地や歴史について考えている県はない」と語った。

 今回、会員から寄せられた質問を聞き手の吉田文子さんが問う形式で進められ「『彬(あきら)巻き』と呼ばれる独特のマフラーの巻き方の由来は?」の質問に、中尾さんは「十数年前、海外で東京に戻る飛行機が飛ばず、イライラした体験から、この巻き方が生まれた」と話しながら実演し、聴衆を笑いに誘った。