台風1号 八重山 猛烈なしけ 強風、高波に注意


この記事を書いた人 新里 哲

 猛烈な台風1号は7日午後9時現在、与那国島の南約280キロにあり、八重山地方を強風域とし時速15キロで西北西に進んでいる。9日昼すぎから夕方にかけて強風域を抜ける見込み。八重山署によると7日、八重山地方でけが人や被害は報告されていない。

 沖縄気象台によると石垣島地方には7日夜、与那国島地方には8日明け方に最も接近する見込み。八重山地方では猛烈なしけの状態が9日にかけて続く。気象台はうねりを伴った高波に注意を呼び掛けている。
 台風の中心気圧は900ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は60メートル、最大瞬間風速は85メートルで中心から半径170キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。中心の北東側390キロ以内と南西側330キロ以内では風速15メートル以上の強風が吹いている。
 海の便では本島と慶良間諸島を結ぶ便など282便が欠航した。8日の運航は30便が7日時点で欠航を決めている。その他の便は8日早朝に判断する予定。
 空の便は7日、ソラシドエアで石垣-那覇間の1往復2便、全日空が同路線の3便を欠航。全日空は8日石垣発那覇行きの1便を欠航する。8日は日本トランスオーシャン航空と琉球エアーコミューターが条件付き運航となる恐れがある。