沖縄選挙区 3候補 最後の訴え 参院選 きょう投開票


この記事を書いた人 新里 哲

 第24回参院選は10日投開票される。沖縄選挙区(改選数1)には幸福実現党新人の金城竜郎氏(52)、自民党現職で沖縄担当相の島尻安伊子氏(51)=公明推薦、無所属新人で元宜野湾市長の伊波洋一氏(64)が立候補し、島尻、伊波の2氏が事実上の一騎打ちを展開してきた。憲法改正や安倍政権の経済政策「アベノミクス」の是非のほか、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題を最大争点に、経済振興や子どもの貧困対策などで政策をぶつけ合ってきた。各候補者は9日も県内各地で支持拡大に奔走し「あと1票を」と最後まで支持を訴え、18日間の選挙戦を締めくくった。 

 10日は繰り上げ投票があった竹富町を除く県内40市町村で投開票が行われる。時間は午前7時から午後8時まで(一部地域除く)。ほとんどの市町村で午後9時から開票に入り、沖縄選挙区は午後10時半ごろまでには大勢が判明する見通し。

 県選管によると、在外者を含めた6月21日現在の選挙人名簿登録者数は115万5811人。23日から今月9日まで実施された期日前投票ではその16・4%に当たる18万9522人が投票した。

 9日は3氏が那覇市内で支持者を集め最後の訴えを行い、ガンバロー三唱で勝利に向けた気勢を上げた。

 島尻氏はむつみ橋交差点での打ち上げ式で「特に厳しい子どもの貧困問題にしっかり取り組み、貧困をゼロにしていく」と強調した。

 伊波氏は県民広場前での必勝大決起集会で「県民の力で辺野古新基地建設を断念させ、平和な沖縄に向け歩み出そう」と呼び掛けた。

 金城氏もおもろまちでの打ち上げ式で最後の訴えを行った。(2016参院選取材班)