読みたい本をお取り寄せ 全国2例目、村外からも 恩納文化センター


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新たに導入した本検索システム「ユニットラド」

 【恩納】恩納村文化情報センターは6月23日から、近隣の市町村の図書館などから本を検索できるシステム「Unitrad(ユニトラッド)ローカル」のサービスを開始している。市町村単位でこのサービスを始めているのは福岡県小郡市に続き、恩納村が2番目。村民が恩納村外の図書館に気軽にアクセスできる環境を整えることを目的にシステムを導入した。

 「ユニトラッド」はカーリル(岐阜県)が運営する市町村立図書館向けサービス。恩納村文化情報センターのユニトラッドは名護市や読谷村、嘉手納町、うるま市、金武町などの書物の有無を検索できる。借りたい場合は情報センターを窓口に、他市町村から本を取り寄せることも可能。

 村文化情報センターの呉屋美奈子主任は「村民が多様な本を読める環境づくりに日々、取り組んでいる」と利用を呼び掛けた。

 システムは村文化情報センターのHPから利用できる。同センターではタブレット端末の貸し出しもしている。問い合わせは同センター(電話)098(982)5432。