粟国村長選 新城、與那城氏の一騎打ち確定


この記事を書いた人 志良堂 仁
(左から)新城静喜氏、與那城弘明氏

 【粟国】任期満了に伴う粟国村長選挙は12日、告示された。3期目を目指す現職の新城静喜氏(63)と、新人で元村参事兼船舶那覇事務所長の與那城弘明氏(64)が立候補を届け出た。ほかに立候補はなく、両氏の一騎打ちが確定した。投開票は17日。

 新城氏は「高齢者が多い地域であり、福祉や人材育成に取り組む。農林水産業の振興、空港や港湾など社会基盤の整備に力を入れていきたい」と訴えた。

 與那城氏は「人口減少に対応し、産業振興と雇用の確保、子育て支援、貧困対策などに取り組む。財政健全化を図りながら事業を進めていく」と述べた。

 粟国村の選挙人名簿登録者数は11日現在で613人(男性339人、女性274人)。

 新城 静喜氏(しんじょう・しずよし)1953年生まれ。村東出身。沖縄大学二部中退。粟国郵便局長を務め、2008年の村長選で初当選し、2期目。

 與那城 弘明氏(よなしろ・ひろあき)1952年生まれ。村浜出身。沖縄工業高卒。村総務課長などを務め、2012年の村長選に出馬した。