沖縄市出身Hitomi 全国デビュー 地元ラジオ局でヘビロテ 飾らない歌詞が人気


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今まで出会った人に感謝の思いを込めた「ありがとうの言葉を花束にして」で全国デビューするHitomi=那覇市の琉球新報社

 愛らしい表情と透明感のある歌声が印象的なのは、沖縄市出身のシンガー・ソングライターのHitomi。20日にデビューシングル「ありがとうの言葉を花束にして」を全国発売する。好きな言葉は「ありがとう」というHitomiは「今まで自分自身が出会ってきた人たちに伝えたい思いなどを曲に込めた」という。

 音楽作りを始めたのは20歳ごろ。それまでは歌手になりたい気持ちもあったが、「未知の世界で踏ん切りがつかなかった」という。それでも「地元の先輩に音楽活動をしている人がいて。その先輩の影響も大きかった」と一大決心。シンガー・ソングライターの道を歩み始め、地道なライブ活動を展開してきた。

 「ありがとうの―」は県内ラジオ曲でもヘビーローテーションされた。シングル「ありがとうの―」には「I believe」など全5曲が収録される。バラードやミディアムテンポなど、「自分の感じていること、気持ちの変化などを歌っている」とHitomiのさまざまな表情が見られる1枚だ。

 今後も県内での活動を中心にしていきたいと話し、「たくさん尊敬するアーティストがいて、曲や歌詞に救われてきた自分がいる。聴く人の心に届くような音楽を作っていきたい」と意気込む。24日午後4時から、沖縄市のTSUTAYA美里店でライブがある。