自転車の2024年度全九州高校体育大会第2日は8日、福岡県の北九州メディアドームで行われ、男子1キロタイムトライアルで久貝一心(北中城)が県新記録の1分6秒521で優勝した。同3キロ個人追い抜きで邊野喜千羅(同)は3分37秒330で準優勝を果たした。それぞれ全国高校総体参加標準記録を突破した。
1キロタイムトライアルを県新記録で優勝した久貝一心(北中城3年)は、「自己新で入賞が目標だった。びっくり」と振り返った。
前日のチームスプリントの疲労もあったが、入念なケアにより「脚が柔らかい」と調子の良さを実感した。九州の舞台は1周400メートルで、沖縄の約333メートルの競技場とは異なる。ペースは分からなかったが「ただただ突っ走る」と挑んだ。
好感触のままペダルをこぎ残り400メートル。「(1分)7秒台いけるかも」と走破し、6秒台でフィニッシュした。
9日は主戦場のケイリンに出場。「1位になって『やっぱ速いな』と九州のライバルたちに思わせる」と勝利を誓った。
(名波一樹)