【沖縄】9月のリオデジャネイロ・パラリンピック陸上競技に、日本代表で出場する上与那原寛和選手(SMBC日興証券)の激励会が14日、沖縄市南桃原公民館で開かれた。同地区出身の上与那原選手を激励しようと、たくさんの人たちが集まりエールを送った。上与那原選手は「何が何でも表彰台に上り、皆さんに良い報告をします」とメダル獲得を宣言した。
上与那原選手は、2008年北京のフルマラソンの銀メダリスト。マラソンがなくなったロンドンでは、中距離走に出場するも成績を残せなかった。「4年間関係者の支援や協力を得ながら、ここまで来た。取り組んできたことをしっかり実行し、表彰台を狙う」と3度目の出場で雪辱を誓う。
激励会には桑江朝千夫市長も出席した。桑江市長は「金メダルが取れるよう、われわれも一生懸命応援する。市役所に垂れ幕を掲げ、リオまで応援の声を届けたい」と激励した。
上与那原選手の父・寛忠さんは「たくさんの支援をもらっている。金メダルを取ってもらいたい」と目を細めた。南桃原の池宮隆自治会長は「パラリンピック選手がここから出ることは、大変な誇りだ。地域の宝であり、名誉だ」と誇らしげに語った。
激励の花束を贈られた上与那原選手は「体の調子がすごく良い。それが自信にもつながっている。必ず良い報告ができると思う」と支援者らの声援に応えた。