那覇空港つなぐ「うみそらトンネル」で冠水、事故も 大雨で各地の交通規制続く 沖縄


那覇空港つなぐ「うみそらトンネル」で冠水、事故も 大雨で各地の交通規制続く 沖縄 道路が冠水し、複数の物損事故があった那覇うみそらトンネル=13日午前8時半ごろ、那覇市
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 沖縄本島各地で断続的に続く大雨の影響で、12日夜から13日朝にかけても、那覇市などで道路が冠水し、警察などによる交通規制があった。名護市許田―宜野座村松田間の県道71号と、同市旭川の県道72号での通行止めは、13日午前9時半現在で継続している。

 那覇市消防局によると、13日午前5時半ごろ、那覇うみそらトンネルの那覇空港向けの車線で「冠水している場所に車が突っ込んだ。壁にぶつかっている模様」との119番通報があった。消防や那覇署によると、けが人はないという。

 南部国道事務所によると、通報があった事故は午前5時15分ごろに発生。担当者が駆け付け、事故処理を行っていたところ、車線変更に伴う接触事故が2件続いたという。その後、6時15分ごろから8時10分ごろにかけ、路側帯に通行車両を誘導して通行させる交通整理が行われた。

 事故処理に当たった建設会社の職員によると、トンネル内では少なくとも4台の車両が冠水した箇所に突っ込んだり、物損事故を起こしたりしたという。

 また、豊見城署によると、豊見城市与根の国道331号付近で12日午後9時半ごろから約30分間、冠水の影響で交通規制が敷かれた。消防のポンプ車が排水作業を行い、その後、通行を再開した。

 12日午後2時前から冠水により両側通行止めとなっている名護市旭川の県道72号は、13日午前9時半時点で規制が継続している。北部土木事務所によると、道路から水は引き、たまった赤土を取り除く作業中という。同市許田―宜野座村松田の県道71号では、土砂崩れの危険性があるとして12日午後6時から通行止めとなり、復旧は未定。