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米警備隊が11管訪問 海上救難で意見交換


米警備隊が11管訪問 海上救難で意見交換 救難活動について意見交換する第11管区海上保安本部(左側)と米沿岸警備隊の職員ら=11管提供
この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社

 米沿岸警備隊の巡視船「ウェイシー」が14日、うるま市のホワイトビーチに寄港した。同隊職員5人が同日、那覇市港町の第11管区海上保安本部を訪れ、救難分野について意見交換した。米沿岸警備隊が11管を訪問するのは初めて。坂本誠志郎本部長と面談し、11管職員らと交流した。

 意見交換では、米沿岸警備隊と11管警備救難部の職員が海上での救難の手法を互いに紹介した。11管によると、今回の米側の訪問は、燃料や食料の補給のため巡視船が県内に入港した機会を利用したという。

 米沿岸警備隊は13日に東シナ海で海上自衛隊と共同訓練を実施した。洋上で海自の補給艦「ましゅう」から米側の「ウェイシー」にホースをつないで給油するなどした。中国が東シナ海への海洋進出を強める中、日米で連携を強化する狙いがあるとみられる。

 巡視船「ウェイシー」は17日までにホワイトビーチを出港したとみられる。