稲田氏が普天間視察 市長に早期返還強調も期限には触れず


この記事を書いた人 金城 美智子
会談冒頭であいさつする自民党の稲田朋美政調会長(中央)=25日午前9時20分、宜野湾市役所

 【宜野湾】自民党の稲田朋美政調会長は25日午前、宜野湾市役所で佐喜真淳市長と会談した。

 会談に先立ち、同市の嘉数高台から米軍普天間飛行場を視察した稲田氏は「一日も早い返還を進めていかないといけないと感じた」と述べた。その上で、「目に見える形で(普天間基地問題解決を)進めていく。安倍政権は沖縄の負担軽減で、できるものはすべてやる」と話した。
 佐喜真市長は「現在、市民が最も問題視しているのは、午後10時以後の米軍機の騒音問題だ。今ある課題を解決できるように党として取り組んでもらいたい」と要望した。
 会談では同飛行場の5年以内返還については触れられなかった。
【琉球新報電子版】