逃走のシカ1頭、まだ見つからず 捜索続く 29日は臨時休園に 沖縄こどもの国


逃走のシカ1頭、まだ見つからず 捜索続く 29日は臨時休園に 沖縄こどもの国 ホンシュウジカ(資料写真)
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 28日午前11時52分ごろ、沖縄市の動物園「沖縄こどもの国」でホンシュウジカ2頭が展示場外にいるところを飼育員が発見した。園によると、園内逃走した1頭はすぐに捕獲したが、もう1頭は園外の森林に逃げ込み午後6時現在、捕まっていない。園は周辺住民に注意を呼びかけつつ、夜間も捕獲できる体制を敷いて捜索を続ける。

 園は28日昼から臨時休園となり、園内にいた客は園外に避難を促された。29日も休園する。職員らは網を使ってシカを徐々に追い込み、たも網や麻酔銃で捕獲する計画だったが、モンキーハウス後方の森林で目撃された後、見失った。

 園はシカはおびえやすいため見つけたら近づかず、離れて園に連絡することを呼びかけている。体に黄色のタグを付けている。

 周辺住民の女性は「シカにツノがあったら怖い。大事に至らなければいいけど」と不安そうに話した。

 沖縄こどもの国では2019年6月にもサル14匹が逃走し、3日後に全頭捕獲される事案があった。

 シカを見かけた場合は沖縄こどもの国、電話 098(933)4190。(梅田正覚)