【恩納】小中学生による自然や動植物などの調査・研究を支援する「新報サイエンスクラブ」(琉球新報社主催、沖縄美ら島財団共催)は27日、恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)でキャンパスツアーを実施した。新報サイエンスクラブメンバーの小中学生や保護者ら約70人が参加して科学実験を交えた講演会を聞き、研究施設を見学した。
科学講演会では、OISTの地域連携セクションスタッフ・我喜屋久さん(29)が研究している分野を解説。科学実験も行われ、マイナス196度以下の液体窒素に紙やゴムボール、エタノールなどを入れるとどうなるのかを実験した。
我喜屋さんが液体窒素を机の上に垂らすと、白い煙を上げながら一気に蒸発し、子どもたちから「おー!」と驚きの声が上がった。風船を液体窒素に入れた際には、内部の空気の気温が下がり、風船が縮むことを確認した。
参加した沖縄アミークスインターナショナル小3年の島袋禮(らいか)君(8)と田邊理勇(りお)君(8)は「(液体窒素を使った)実験や研究している部屋がすごかった」と興味津々だった。