サンゴ減少「工事原因ではない」 泡瀬干潟埋め立て事業


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 沖縄総合事務局と県は26日、中城湾港泡瀬地区の埋め立て事業に関する環境監視委員会(委員長・上原方成琉球大学名誉教授)の2016年度第1回会合を那覇市内で開き、15年度環境監視調査結果を報告した。

 シギ・チドリ類の観測数に減少傾向がみられるものの、県内他地域や全国でも減少傾向にあるとして「工事や埋め立て地の存在による影響と特定できるような環境の変化は認められない」とした。

 18日に「泡瀬干潟を守る連絡会」が指摘したサンゴ(ヒメマツミドリイシ)群落の被度低下については、寒波とシロレイシダマシ類の食害が原因であり、工事の影響ではないと説明した。