沖縄県は12日、県内53定点医療機関で7月1~7日の1週間に報告された新規の新型コロナウイルス感染者数が3週連続で増え、1医療機関当たり29・92人になったと公表した。
前週の29・91人から微増し、今年の最多となっている。インフルエンザの場合には警報レベルとなる30人に迫る状況が続いている。
基幹定点医療機関7カ所でのコロナ感染による新規入院患者も136人で、5週連続で100人を超えた。
県によると、1~7日の新規感染者のうち60歳以上は約41%。新規入院患者では60歳以上が約83%を占めている。
県内では高齢人口の増加を背景に救急搬送の高止まり傾向が続く。コロナ感染に加え、熱中症による救急搬送も増え、病床確保が厳しい状況に拍車をかけている。(宮沢之祐)