インターネットサービスのサンクスラボ(那覇市、村上タクオ社長)は2日、就労支援作業所「サンクスラボ」を那覇市久米に開所した。障がい者の就労支援にインターネットのゲームなどを活用することで、就業時間や場所に縛られない形を模索する。将来的に、在宅や病床でも働ける選択肢の提供を目指す。
利用者はネットゲームのサポート(ユーザーの案内、接客など)、メンテナンス(定期点検など)、マーケティング(ホームページ管理、広報など)の各業務を担う。
一般就労を希望する人を支援する「就労移行支援」(定員6人)と、雇用契約を結んで一般就労に必要な技術などの取得を支援する「就労継続支援A型」(同20人)を受け入れる。
開所式で村上社長は「ネットの特性を生かし、障がいのある方が能力を発揮できる環境とノウハウを提供する。研修や業務を通じ、一般企業への就職にもつなげたい」と述べた。
問い合わせは同社(電話)098(860)7611。