ナビィータ連勝 デイゴスも白星 女子サッカー九州リーグ


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前半25分、先制点シュートを決めるナビィータのDF立津雅沙絵(左)=7日、南風原町の黄金森陸上競技場(金城実倫撮影)

 女子サッカーの2016シーズンの地域リーグ(九州リーグ2部)は7日、各地で行われた。ヴィクサーレ沖縄FCナビィータは2―0でANCLASノーヴァを破り、琉球デイゴスは9―1で福岡大学サッカー部女子Avanceに圧勝した。次節は27日午前11時から、ナビィータは鹿児島県立ふれあいスポーツランド芝生広場でジュブリーレ鹿児島と、デイゴスは熊本県の大津町運動公園陸上競技場でMELSA熊本と対戦する。

◆立津、戦術貫き先制のゴール/ナビィータ

 ナビィータの主将、DF立津雅沙絵が1得点1アシストでホーム最終戦の勝利に貢献した。「雨の中たくさんの応援をもらった。次につながる勝利だった」と笑顔を見せた。

 大雨で難しいゲームを強いられた。水たまりができたピッチがボールの動きを止め、パスもドリブルも思うようにできなかった。ボールを前に蹴り出す作戦で相手ゴール前に攻め入るものの、得点が遠かった。

 立津のゴールが生まれたのは、戦い方に迷いが生じそうだった前半25分だった。フリーキックの好機でゴール前に上がっていた立津は、混戦の中、MF比嘉映美が頭で落としたボールを左足で振り抜き、ゴール右隅へ決めた。

 雨脚が弱まった後半もボールを前に出す戦いを継続し、ゲームを支配。ジョバーニャ・カンポスが2点目を奪い、勝利を決めた。國吉篤史監督は「立津の得点で全体の迷いが消えた」と評価した。