鶴保庸介沖縄担当相は9日午後、県商工会議所連合会や沖縄経済同友会、県建設業協会など県内経済団体の代表らと那覇市内のホテルで懇談した。出席者によると鶴保担当相から米軍基地問題や、基地と経済振興の「リンク論」に関する言及はなかったという。
鶴保担当相は懇談冒頭、国土交通副大臣の際に海外からの観光誘客に力を入れたことに触れて「沖縄の振興策の柱の一つが観光だ。今までの仕事の全てをこの沖縄に注力するつもりだ。役に立てるように努力する」と話した。
国場幸一県商工会議所連合会会長は「4年以内には1千万人観光になる。(観光業を)リーディング産業としてもっと充実させないといけない」と話し、振興策の充実を求めた。
経済界との懇談は冒頭以外は非公開だった。【琉球新報電子版】