沖縄労働局(待鳥浩二局長)はこのほど、県内に5カ所あるハローワークの2015年度の就職支援業務の取り組み状況を公表した。14年度の実績を基に設定した全体の就職件数(登録したハローワーク以外での就職も含む)の目標2万2750人に対し、実績は2万2867人と上回り達成率が101%となるなど、おおむね良好だった。
那覇、沖縄、名護、宮古の4カ所のハローワークで就職件数の達成率が100%を超えた一方、八重山は82%にとどまった。
全体の就職件数のうち、登録したハローワークから紹介された求人先に就職した「充足件数」は目標の2万1205人に対して2万1559人(達成率102%)で、雇用保険受給者の早期再就職の達成率は115%だった。
建設分野の就職件数が目標1080人に対して実績が848人(達成率79%)となり、課題も残した。地域別の達成率は那覇所が74%で、沖縄所が97%、名護所が66%、宮古所が53%、八重山所が52%と、離島ほど目標値に届かなかった。
介護・看護・保育分野の全体の就職件数は目標4600人に対して実績が4051人(達成率88%)で、八重山所が55%と低かった。