「メダル取りに行く」 上与那原選手ら決意 リオ・パラリンピック


この記事を書いた人 志良堂 仁
リオデジャネイロパラリンピックでのメダル獲得に向け、ガッツポーズする(左から)下地隆之コーチ、上与那原寛和選手、安慶田光男副知事=12日、県庁

 リオデジャネイロパラリンピックに出場する上与那原寛和選手(45)と、代表コーチとして初帯同する下地隆之さん(35)は12日、県庁に安慶田光男副知事を訪ね、抱負を語った。陸上1500メートル、400メートル、100メートルに出場する上与那原さんは「取るべき物を取りに行く」と述べ、メダル獲得を誓った。

 上与那原さんは3大会連続出場。前々回の北京大会ではマラソンで銀メダルを獲得し、県民栄誉賞を受賞した。前回ロンドン大会はメダルなしに終わっており「前回は悔しい思いをした。今回は時間をかけて調整し、素晴らしいパフォーマンスができると信じている」と述べ、雪辱を誓った。

 下地さんはNPO法人バリアフリーネットワーク会議の職員で、スポーツクラブ「アスリート工房」の身障者コースコーチを務めている。代表コーチは義足などの立位と車いすに担当が分かれており、下地さんは車いすを担当する。「選手だけでなく指導者の後輩も継続して出られるように頑張りたい」と語った。

 安慶田副知事は「金メダルを期待している。県民、国民を挙げて応援する」と激励した。