拡張型心筋症のため心臓移植が必要な森川陽茉莉(ひまり)ちゃん(1)を支援する「ひまりちゃんを救う会」が県内で活動を始めてから、14日で1カ月となる。
同会は13日も、父孝樹さん(30)の出身地うるま市など県内各地で街頭活動した。13日現在の寄付総額は5860万円余で、目標の2億9500万円の約2割だ。
支援が少しずつ広がる一方、街頭に立って支援を呼び掛けるボランティアの人数が足りず、同会は活動への参加を呼び掛けている。
西原町のサンエー西原シティでは、孝樹さんの同級生らが支援を呼び掛けた。具志川東中で同級生だった宮国弥生さん(30)=うるま市=は子どもたちとともに「支援をよろしくお願いします」と声を張り上げた。1カ月間の活動を振り返り「『新聞を読みました』と声を掛けてくれる人が増え、寄付してくれる人も多くなった」と語る。
一方で街頭活動について「複数の場所で活動するには人数が必要だ。ボランティアに名乗り出てくれる人がもっと増えるとありがたい」と要望した。
「ひまりちゃんを救う会」は12日までに、寄付金の振込口座を新たに県労働金庫(ろうきん)、県農業協同組合(JA)の2金融機関で開設した。ろうきんは全国の全639店舗の窓口で、振込手数料を免除する。口座番号は県労働金庫具志川支店(店番964)普通3420084、県農業協同組合具志川支店(9375-269)普通00068354。