パ・リーグは9日、レギュラーシーズン全日程が終了し、ソフトバンクの山川が34本塁打、99打点で2冠に輝いた。どちらも2年ぶりで、本塁打王は4度目、打点王は2度目。
ソフトバンクからは近藤が打率3割1分4厘で初の首位打者となり、4割3分9厘で2年連続4度目の最高出塁率。周東が41盗塁で2年連続3度目の盗塁王を獲得した。楽天の辰己が158安打で初タイトルとなる最多安打を手にした。
14勝で有原(ソフトバンク)と伊藤(日本ハム)が最多勝を分け合い、伊藤は7割3分7厘で勝率第1位と合わせて2冠。モイネロ(ソフトバンク)が防御率1・88で初の最優秀防御率を獲得した。187三振を奪った今井(西武)が初の最多奪三振。則本(楽天)が32セーブで最多セーブ、河野(日本ハム)が34ホールドポイントで最優秀中継ぎに輝いた。
めちゃくちゃうれしい
最多本塁打、最多打点・山川(ソフトバンク)めちゃくちゃうれしい。苦しんだ中で取れたのは大きな自信になる。(99打点は)たくさん好機をつくってもらいながら物足りない。もっと練習しなきゃと思った。
(共同通信)
山川、苦しみながら本塁打、打点王
ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が2年ぶり4度目の本塁打王、2年ぶり2度目の打点王のタイトルを獲得し、打撃2冠に輝いた。
昨オフに西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使して加入。新天地ではレギュラーシーズンの全143試合に4番で先発出場し、チームの4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。
34本塁打での本塁打王については「4回取った中では一番苦しんだと思う。あまりにもホームランが空きすぎた期間がありながら、いちおう30本をクリアできたというところ。苦しんだ中で取れたのは大きな自信になる」と話した。
99打点での打点王には「これだけ(得点圏の)チャンスをもらっていながら99というのは物足りないですよね。ただ、ホームラン王と同じで苦しんだ中で(タイトルを)取れたのはうれしい。改めて『まだまだだ』と感じさせられる年だったので、もっと練習しなきゃと思った」と語った。
現在は16日からのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージへ向け、宮崎で開催中の「みやざきフェニックス・リーグ」に参加。8日の日本ハム戦では豪快な2ランを放った。9日のロッテ戦は3打数無安打だったものの、順調に調整を進めている。
(西日本新聞社提供)