上与那原6位入賞 パラリンピック 沖縄市、リオに届けと大声援


この記事を書いた人 新里 哲
男子400メートル決勝(車いすT52) 最後の直線で力走する上与那原寛和=13日午前(日本時間同日午後)リオデジャネイロのオリンピックスタジアム(稲福政俊撮影)

 【リオデジャネイロ13日=稲福政俊】リオデジャネイロ・パラリンピック第7日は13日午前(日本時間同日午後)、リオ市のオリンピック・スタジアムで車いす陸上(T52)の400メートル決勝を行い、上与那原寛和(SMBC日興証券)が1分4秒72で6位入賞した。上与那原は1500メートルにも出場する。同予選は14日午前10時35分(日本時間同日午後10時35分)に予定されている。

◆リオに届け大声援/上与那原選手支援者ら喝采

 リオパラリンピックの車いす陸上(T52)400メートル決勝に2大会ぶりのメダルを懸けて挑んだ上与那原寛和選手=沖縄市=を応援しようと、後援会のメンバーや家族ら30人以上が沖縄市内に集まり、リオに届けと大きな声援を送った。惜しくも表彰台は逃したが、支援者らは「世界の舞台で6位は素晴らしい」とたたえ、14日から始まる1500メートル予選に期待を寄せた。

車いす陸上400メートル決勝に出場した上与那原寛和選手を応援する支援者ら=13日午後10時20分すぎ、沖縄市海邦の愛音楽はうす

 スタート前からパーランクーや手作りの旗を持った支援者らが応援練習をするなど、大盛り上がり。号砲が鳴り響くと大声援が会場を包んだ。

 身を乗り出し応援した父・寛忠さん(79)は「皆が応援してくれたから6位になれた。本当に良かった」と笑顔に。後援会の眞島長治会長は「上与那原選手を支えることで地域に絆が生まれた。1500メートルにメダルを期待したい」と語った。

 沖縄市障がい者福祉協会の平田聖人(まさと)理事長は「地域や同じ障がいのある人みんなが一緒に応援できてとてもうれしい」と喜んだ。