【リオデジャネイロ10日=稲福政俊】リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの開催期間中、現地で東京五輪・パラリンピックや日本文化の情報を発信しているジャパンハウスで10日午後(日本時間11日午前)、レキオス芸能同好会がエイサーの演舞や獅子舞などを披露した。13~26歳のメンバー約20人が迫力ある創作エイサーを披露し、訪れた地元住民らを魅了した。
エイサーを見たリオ市の小学校教師の女性は「とても訓練されていて、完璧な踊りだった。きれいな着物を着た女の子たちは人形のようでかわいかった。沖縄は知らないが、エイサーを見て好きになった」と、大きな拍手を送った。
同好会はブラジルの県系人が所属するエイサー団体で、会員は約200人。サンパウロに拠点があり、この日は一部のメンバーが深夜バスに乗って駆け付けた。
10月の第6回世界のウチナーンチュ大会にも出演する予定で、練習に励んでいる。
4月から同好会を指導する創作芸団レキオスの比嘉翔也さん(23)=名護市=は「ブラジルの人に沖縄の芸能を届けることができてうれしい。見た人が沖縄のことを広めていってほしい」と語った。