上与那原4位 メダルまで0・08秒差 リオ・パラ陸上1500


この記事を書いた人 志良堂 仁
車いす陸上(T52)1500メートル決勝 激しい3位争いを演じる上与那原寛和=リオデジャネイロ(稲福政俊撮影)

 【リオデジャネイロ15日=稲福政俊】リオデジャネイロパラリンピック第9日は15日午前(日本時間同日午後)、リオ市のオリンピック・スタジアムで陸上競技を行い、車いすT52クラスの1500メートル決勝に出場した沖縄市の上与那原寛和(45)=SMBC日興証券=は3分54秒04で4位に入賞した。3位とはわずか0秒08差だった。

 1500メートルは競技後に、2着でゴールした佐藤友(WORLD-AC)が失格となり、4着だった上与那原が一時、銅メダルに繰り上がった。しかし、日本チーム側の抗議で佐藤の失格が取り消され、上与那原の4位が確定した。

 上与那原はロンドンから3大会連続での出場。初出場の北京大会はマラソンで銀メダルを獲得した。今大会では、400メートル決勝で6位入賞。100メートルは予選敗退だった。今大会最後のレース1500メートルでも表彰台に惜しくも届かなかった。

 車いすラグビーも競技をスタート。予選B組の日本は50-46でスウェーデンに勝利し、白星発進。浦添市の仲里進(アディダスジャパン)は6得点、沖縄ハリケーンズに所属する熊本県の乗松聖矢(SMBC日興証券)は1得点を挙げ、勝利に貢献した。