【沖縄】リオデジャネイロ・パラリンピックの車いすラグビー日本代表が初のメダルを獲得した18日、浦添市の仲里進選手(39)が所属するチーム・沖縄ハリケーンズの選手とスタッフらも喜びを爆発させた。ハリケーンズからは乗松聖矢選手(26)も出場しており、2人の活躍に歓声が上がった。
沖縄市高原にあるコーチの川端晋也さん(32)の自宅にはチームメイトら16人が集まり、観戦した。第2ピリオドに入り、仲里選手がフィールドに入ると、口々に「進さん」と呼び掛けた。
第3ピリオド終盤からリードが1点ずつ詰められると、応援にも緊張が漂った。要所で乗松選手が活躍すると、大きな歓声と拍手が沸き起こった。メダル獲得が決まると、中央に集まって喜びを分かち合った。
代表チームのトレーナーも務める川端さんは涙を流して喜んだ。「チームの努力を見ていたのでうれしい。メダリストが沖縄に帰って来るんだ」と声を詰まらせた。一緒にプレーしている黒島祥伍さん(29)は「仲里さんはチームの絶対的エースだ。(乗松)聖矢も加わってチーム全体がもっと強くなる」と期待した。