仲里選手、表彰に笑顔 パラリンピック


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誇らしげに銅メダルを掲げる仲里進選手=リオデジャネイロ(稲福政俊撮影)

 【リオデジャネイロ18日=稲福政俊】リオデジャネイロ・パラリンピックは18日、12日間の全日程を終えて閉幕した。日本が初のメダル獲得となったウィルチェア(車いす)ラグビーの表彰式も同日、リオ市のカリオカアリーナ1で行われた。日本代表として活躍した浦添市の仲里進選手(39)=アディダスジャパン=も参加し、銅メダルを誇らしげに掲げ、表情が緩んだ。仲里選手は県勢3人目のパラリンピックメダリストとなった。

 仲里選手は今大会が4大会連続の出場だった。メダル獲得に「同じく3位決定戦で敗れたロンドンから4年、個人でもチームでもメダルを目標に掲げてやってきた」といい「選手それぞれが思いを持ち戦った。言葉がないくらいうれしい」と喜んだ。

 今大会、仲里選手は決勝までの5試合で、合計出場26分32秒、合計得点は19得点だった。

 限られた時間の出場だったが、いずれも試合の流れを安定させる活躍ぶりでチームに貢献した。

 車いすラグビーには仲里選手と同じ県内チーム「沖縄ハリケーンズ」に所属する乗松聖矢選手(26)=SMBC日興証券、熊本県=も出場し、銅メダル獲得の立役者の1人となった。

 県勢はそのほか、沖縄市の上与那原寛和選手=SMBC日興証券=が車いす陸上(T52)100、400、1500メートルに出場した。1500メートルで4位、400メートルでも6位に入賞した。