沖縄小6学力テスト、全教科で平均超え 算数Aは4位 


この記事を書いた人 金城 美智子
ことし4月に実施された学力テストで、試験実施前に教員の説明を聞く児童ら=那覇市立仲井真小学校

 文部科学省は29日、小学6年生と中学3年生を対象に4月に実施した全国学力・学習状況調査(学力テスト)の結果を公表した。県内の小学校は、国語A、算数Bの平均正答率が初めて全国平均を上回り、4教科全てで全国平均を超えた。算数Aは、都道府県別で4位となった。中学校は、都道府県別で国語A、算数A・Bで最下位だったものの、4教科全てで全国平均との差を縮めており、改善傾向がうかがえる。

 県内小学校の平均正答率は、国語Aが73・4%(全国平均72・9%)で、都道府県別では21位。国語Bは58・1%(同57・8%)で21位。算数Aは80・7%(同77・6%)で4位。算数Bは47・7%(同47・2%)で11位だった。

 県内中学校は、国語Aが71・3%(同75・6%)、国語Bが63・1%(同66・5%)、数学Aが54・3%(同62・2%)、数学Bが37・0%(同44・1%)。都道府県別では国語Bが45位、残り3教科は最下位だった。

 今回の調査には、県内の公立小学校260校1万5109人、公立中学校147校1万4751人が参加した。熊本地震の影響により、熊本県と宮崎、大分両県の一部は調査実施を見送った。
【琉球新報電子版】