沖縄の完全失業率、23年ぶり3%台に 観光客増、景気拡大で改善


この記事を書いた人 金城 美智子
沖縄県の8月の完全失業率が23年ぶりに3%台になったと発表する県雇用政策課の喜友名朝弘課長(左から3人目)と、有効求人倍率を発表する沖縄労働局の待鳥浩二局長(同2人目)=30日、県庁

 県統計課が30日に発表した8月の完全失業率(原数値)は前年同月比1・1ポイント改善の3・9%となり、1993年8月の3・8%以来、23年ぶりの3%台となった。一方、沖縄労働局(待鳥浩二局長)が発表した県内の8月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・04ポイント低下の1・00倍となり、3カ月連続の1倍台となった。

 県雇用政策課は、完全失業率の改善の背景について「入域観光客数の増加など引き続き県内景気が拡大しており、県民や関係者の協力で企業誘致などに取り組んできた結果が表れている」と分析している。
【琉球新報電子版】