国頭の野犬、4匹を捕獲 県、楚洲でグループ確認


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6月、国頭村内を徘徊する野犬の群れ(読者提供)

 国頭村楚洲と安田周辺で野犬が数十匹群れをなして徘徊(はいかい)している問題で、県と村が楚洲で1グループ6匹の野犬を確認し、7月以降に同グループの1匹を含む計4匹を捕獲したことが29日分かった。

 開会中の県議会9月定例会一般質問で、具志堅透氏(沖縄・自民)に砂川靖保健医療部長が答えた。

 砂川部長は「2010年以降、散歩中の親子がかまれるなど人身被害3件、飼い犬がかみ殺されるなどの被害2件が発生。ヤンバルクイナなど希少生物の被害については、28件報告されている」と説明した。

 県の取り組みについて「人や家畜への被害発生が懸念されるので、今後も捕獲に努める」と強調した。