6日午後4時46分ごろ、那覇市国場の県道46号の沖縄大学前バス停付近で、路線バスの後部エンジン部分が出火した。けが人はいなかったが、現場は一時全面交通規制され、渋滞が発生した。那覇署などが出火原因を調べている。
那覇署によると、通行人と県警本部地域課の警察官がバスの後部エンジン部分からの出火を発見し、運転手と協力して乗客数十人を避難誘導した。那覇市消防と那覇署員、付近住民なども協力し、午後4時59分ごろに鎮火した。
事故当時現場付近にいたという男性は「煙が出ていた状態で停車したバスが、数分後に『パン』という音を立て、大量の煙を上げた」と話した。
那覇バスの担当者によると、沖縄大学前の路上を走行している際、乗客から「煙が出ている」という訴えがあったため、急きょ最寄りのバス停に停車し、乗客を車外に誘導したという。出火原因については今後消防などと共に調査を進めるとしている。