【東京】東京沖縄県人会青年部(宮里年男委員長)が東京都内で沖縄文化を発信する第30回アシバ祭が9月18日、東京都板橋区の志村銀座商店街で開催された。今回は節目となる30回を数える記念イベントとなった。青年部や中野新宿エイサーのメンバーらが勇壮なエイサーを披露したほか、琉球舞踊や空手、唄、三線など多彩な沖縄芸能を繰り広げ、大勢の観客を魅了した。沖縄料理を提供する出店も設けられ、商店街は沖縄一色になった。
あいにくの小雨模様だったが、商店街に設けられた演技スペース周辺には、開幕前から大勢の客が詰め掛けた。出店は田芋や紅芋のコロッケ、タコライス、島ラッキョウ、沖縄そば、ゴーヤーチャンプルー、ラフテーなどの沖縄料理を楽しむ人々でにぎわった。集まった人々はオリオンビールや泡盛も堪能した。
青年部によるエイサーが始まると、「待ってました」と言わんばかりに手拍子を打つ人、カメラやスマホのシャッターを切る人が見られ、熱気は急上昇。悪天候によるどんよりとした雰囲気を力強い舞で吹き飛ばした。
アシバ祭30回記念特別企画として、会場には八重瀬町のゆるキャラ「シーちゃん」も駆け付け、会場を盛り上げた。
宮里委員長は「今回の祭りは30回となった。節目を迎え、商店街の皆さまのご協力に感謝する。きょうはエイサー、三線、琉舞のほか、沖縄の食べ物や飲み物を存分に楽しんでほしい」と呼び掛けた。