県勢 笑顔で行進 障がい者スポいわて大会開会式


この記事を書いた人 新里 哲
声援に笑顔で応える県選手団=22日、岩手県の北上総合運動公園北上陸上競技場

 【岩手県で半嶺わかな】「第16回全国障害者スポーツ大会」(希望郷いわて大会)が22日、岩手県北上市の北上総合運動公園北上陸上競技場で開会した。「広げよう 感動。伝えよう 感謝。」をスローガンに、東日本大震災の被災地復興の願いを込めている。24日まで、岩手県内各地で、全国から集まった約3300人の選手が日ごろの練習の成果を競い、交流する。沖縄県勢は8競技に54人が挑む。

 この日、北上市の気温は12度。県選手団は寒さを感じさせない笑顔で、7500人の観客の声援に手を振って応えながら入場した。

 旗手は初出場の陸上の下地悠斗選手(18)。「競技より緊張する」と話していたが、堂々とした姿で他の選手を引っ張った。下地選手は昨年の県のゆうあいスポーツ大会の陸上100メートルで優勝したことなどが評価され、旗手に選ばれた。

 会場では岩手県内の中学生らが、各選手団に「ありがとう」と声を掛けるなど、復興の感謝と希望があふれる開会式になった。