ひまりちゃん、心臓移植へ米に出発


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
入院先の東京大学付属病院を出発する森川陽茉莉ちゃん=25日午前(「救う会」提供)

 重い心臓病「拡張型心筋症」を患い、心臓移植が必要な1歳9カ月の森川陽茉莉(ひまり)ちゃんは25日午前10時すぎ、羽田空港から米ニューヨークに向けて出発した。

 チャーターされたメディカルジェット機に、沖縄県うるま市出身の父孝樹さん(31)と、母佳菜子さん(24)と搭乗した。陽茉莉ちゃんは14時間の航路を経て、日本時間26日未明に現地に到着する予定。

 陽茉莉ちゃんは25日朝、入院先の東京大学付属病院から専用車両で空港に移動した。空港で見送った「ひまりちゃんを救う会」共同代表の津波成将さん(31)は「陽茉莉ちゃんはたくさんの関係者に見守られ、戸惑いながらも元気に飛行機へ乗り、無事に飛び立った」と報告。その上で「この日を迎えられて本当にうれしい」と話し、募金に協力した県民らに改めて感謝を示した。

 陽茉莉ちゃんは、米コロンビア大学の病院で移植に向けた検査を受け、問題がなければ、ドナーの待機のリストに登録する。