【東京】市民目線の平和活動に地道に取り組む個人や団体を表彰する「澄和Futurist(フューチャリスト)賞~平和、人・自然 なごむ世界へ~」(一般財団法人澄和主催)表彰式が27日、都内で開かれた。沖縄戦の語り部活動を続けている元青春を語る会代表の中山きく白梅同窓会長、原爆詩の朗読を続けている女優の吉永小百合さん、長野県の戦没画学生慰霊美術館「無言館」の2個人、1団体が選ばれた。
中山さんは「賞を励みにして今後も沖縄の真の平和を求め、基地の整理縮小、新基地建設阻止に向け活動する」と平和への思いを新たにした。中山さんは沖縄戦当時の女子学徒有志による青春を語る会の活動が評価された。同会は1999年に発足。語り部活動に取り組むなど沖縄戦体験の継承と平和の創造に尽力し、今年3月に会としての活動を閉じた。
原爆詩の朗読ボランティア活動などが評価された吉永さんは、原爆が投下された広島、長崎、沖縄戦で多くの人が戦死した沖縄、東日本大震災と福島第1原発事故に見舞われた福島のために朗読CDを出したことを紹介した。
英文へ→Kiku Nakayama and Sayuri Yoshinaga receive Towa Futurist Awards