脳内出血で緊急手術 心臓移植手術で渡米の1歳・陽茉莉ちゃん 成功も予断許さず


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森川陽茉莉ちゃん(ひまりちゃんを救う会提供)

 心臓移植を受けるために渡米し、ドナーの待機リストに登録されていた森川陽茉莉(ひまり)ちゃん(1)が現地時間の28日正午ごろ、脳内出血が見つかったとして緊急手術を受けた。手術は同日午後4時半ごろから約2時間にわたって行われた。無事出血を取り除くことに成功したが、予断を許さない状態が続いており、現在はICUで厳重な経過観察を受けている。

 「ひまりちゃんを救う会」が両親からの報告をフェイスブックに掲載した。フェイスブックには「頑張って」「負けないで」「沖縄で待っているよ」などのコメントが多数寄せられている。報告によると、手術では脳内出血の他、脳に負担をかけていた髄液への対処も行われた。

 再出血の有無に加え、髄液が再度脳に負荷をかけることがないか、術後72時間(日本時間11月1日午後6時半ごろまで)はICUで厳重に監視される。常に容体が悪化する恐れがあり、ドナーが見つかっても現時点での移植は難しいという。