「2016年度九州高校文化連盟文芸大会」が熊本市で27、28日にあり、俳句部門で浜崎結花(ゆいか)さん(17)=浦添高2年=が優勝に当たる最優秀賞に輝いた。同部門には九州各県から代表16人が参加し、事前提出の句と大会当日に詠んだ句の出来映えなどを競った。
浜崎さんの句は事前提出の句が「三月のこゝろに海をすまはせて」「濃く海のにほふ残暑の野球帽」。大会で詠んだ句は「復興の坂道鰯(いわし)雲の道」「樹を抱きて樹に抱かれたる夏はじめ」。
現地で詠んだ2句は熊本市内を巡り、4月の熊本地震で石垣が壊れた熊本城などを目にし「復興の道を(被災者と)共に歩きたいとの思いや、自分が自然に抱かれて生きているとの思いを込めた」と話した。事前提出の句は沖縄の海をイメージしたという。
結果を受け、浜崎さんは「自分の気持ちを率直に表現した句が評価されてうれしい。支えてくれる人たちへの感謝を忘れずに楽しく句を詠んでいきたい」と笑顔で語った。
※注:浜崎結花さんの「崎」は、「大」が「立」の下の横棒なし