パルコが沖縄進出 浦添西海岸、サンエーと合弁


この記事を書いた人 志良堂 仁
合弁会社設立を発表するサンエーの上地哲誠社長(左から2人目)とパルコの牧山浩三社長(同3人目)ら=7日、那覇市のザ・ナハテラス

 サンエー(宜野湾市)の上地哲誠社長とパルコ(東京)の牧山浩三社長は7日午後、那覇市のザ・ナハテラスで記者会見し、サンエーが浦添市西海岸に建設する県内最大級の複合型商業施設運営事業のため、合弁で新会社「サンエーパルコ」を設立すると発表した。パルコは沖縄初進出となる。

 上地社長は「パルコはファッションデベロッパーとして確固たる地位を築いており、サンエーではできないテナントの厚みや日本文化の発信が期待できる」と提携の理由を述べた。
 牧山社長は「沖縄の成長可能性から事業展開の機会を常に考えてきた。浦添市西海岸はマーケットのポテンシャルがますます高まる立地であり、魅力あるショッピングセンターにしたい」と述べた。
 新会社の資本金は1千万円で、出資比率はサンエーが51%、パルコが49%。サンエー衣料部長の上地文勝氏が社長に就任する。
 サンエーが浦添市西海岸に建設する複合型商業施設は、米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の沿岸8・55ヘクタールの埋め立て造成地に、イオンモール沖縄ライカムに匹敵する総賃貸面積7・8ヘクタールの施設を整備する。開業時期は当初予定より1年遅れの2019年夏を計画している。【琉球新報電子版】